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コラム 「表現力」と「思考力」

今年4月、文部科学省が小学6年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査 その結果から、国語、算数、理科の強化において次の課題が浮かびかがりました。

国語は「グラフなどに含まれる情報を性格に読み取り、話したり書いたりすること」

算数は「算数用語をもしいて事象の関係を理解したり、適切に表現したりすること」

理科は「科学的な言葉や概念を使用し、考えたり説明したりすること」

で、いずれも「表現力」の弱さを指摘しています。(国立教育政策研究所による調査)

例えば、理科の場合、観察や実験が好きだと答えた児童が9割いるものの、「観察や実験の結果を整理し、考察する力」が弱い蛍光にあるようです。そのため、実験前に仮説を立てたり、結果を考察し、表現したりする機会を設ける授業が提案されています。

「表現力」や「思考力」の育成は、昨年度から実施された新学習指導要領の「言語活動の充実」で
うたわれており、教師中心の授業から、子どもが知識をもとに考え、意見を述べ合う授業に移行する対策がとられています。

主に国語や英語活動を基盤に進められてきましたが、他教科においても「表現力」を重視した授業への転換が必要であることが今回の調査で浮き彫りになっています。

このように、子どもたちの「表現力」と「思考力」を高める手段として、「音楽と英語」はとても
大きな手助けとなるのではないかと思います。

日々のレッスン、練習の中で、子どもたち自身が「考え、表現する」ということに意識をもちながら、育てていければと思っています。

by rhythmic-school | 2012-10-10 12:00 | りずみっく